「半支煙」ストーリー

(注)登場人物は、役名ではなく俳優名になっています

エリックは35年間ブラジルに住んでいた後突然香港に戻る。
殺し屋らしいが、どうもらしくないところもある。
(ニコラスは半信半疑)
35年前のライバルを探しに来た、ということだが、だんだん、実は探しているのはライバルを手がかりに、ライバルに取られた昔の女を捜しているのだと明らかになる。
昔の女、というのは、シュウ・ケイ。(真っ赤な口紅の,陰のある女)
といっても、付き合ったという訳ではなく,ナイトクラブで見詰め合っただけ、という泣かせる関係。
それを、35年間胸にしまって結婚もせず人生のほとんどを過ごしてきたエリックの純情さ。(泣)
最後の方で,実はエリックはアルツハイマーにかかっており、徐々に記憶をなくしつつあることがわかる。
自分でそれがわかっているので、せめて彼女の名前を聞き,顔を忘れないようになんとか自分の記憶に永遠にとどめておこうと・・・(泣)
かつてのライバル(エリックを追放後,香港の黒社会で成り上がっていた)にも会うが,交通事故に遭って昏睡状態。女の消息も名前も聞き出せず。
しかし、ニコラスの調査の成果で,女と会ったクラブの場所をつきとめ、その場所へ足を踏み入れると,そこは35年前のまま,昔の音楽(テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」)が流れ,タバコの煙が煙る中、人々は踊り,人垣の向こうには,あの女が・・・
女に誘われ,1曲踊るエリック。
35年間胸に秘めつづけた問いを、今口にする。
「名前は?・・・」
「・・・阿南。」
煙草を買ってくる,と立ち去る阿南。
出口で,ニコラスとすれ違う。
振り返るニコラス。(幻想ではなかった?)
35年前,「私たちは、煙草が1本燃え尽きる間だけの関係」と女に言われ,燃え尽きないように、と途中で消したまま,ずっと大切に煙草入れにしまいつづけた吸いかけの煙草に、エリックが火をつける。
灰皿の中で,その煙草がゆっくりと燃え尽きる。
自分のこめかみに銃口を当て,引き金を引くエリック。
間一髪で止めるニコラス。
(死んじゃったの?と思ったときに、場面展開)

数ヶ月(数年?)たって、ボケ老人のようになってしまっているエリックを,ニコラスが世話している。
(劇終)

というようなお話でした。
間に、売春婦のニコラスの母親が,記憶喪失のようになってしまっていて、ニコラスの父親の顔も忘れて,毎日通りを行き過ぎる人を眺めてはかつての恋人を探していたのが,ある日突然,「そうだ、あなたのお父さんは警察官だったのよ!」と思い出して,ニコラスと二人で泣く場面,などもあって、何度も涙してしまいました。
悲しいけど,いい映画だったと思います。

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