
<陸羽茶室>
翌日、CD20枚も無事スーツケースに詰め込んで、ヒルサイドエスカレーターに乗ってエアポートエクスプレスの香港駅まで行き(その間ほとんど段差がなく、このエスカレーターを作ることを発案した人はつくづく偉大だと思いました)、荷物を預けてチェックイン。(便利だなー)
日曜日だったので、通りを埋め尽くしているフィリピン人たちに圧倒されながら、陸羽茶室へ。
インド人のガードマンにドアを開けてもらい、中へ。
少し待ちましたが、待っている間にも、店の中の雰囲気を見て、「感じいいね〜」と二人で感動。
本当に、コロニアル風というか、古き良き時代の香港、という感じで、「香港の飲茶」と聞いてイメージする通りのそのままの姿、という感じです。
(逆にいえば、観光客向けなのかもしれませんが)
通されたのは、旧式の列車の座席のようになった、コンパートメントの様な天井が低くなった席。
隣の席とも背中合わせに完全に仕切られ、何故か非常に落ち着きました。
机には何もメニューがなく、何も言わなくてもポーレーのポットが自動的にサーブされ、システムがよくわからずにしばしぼーぜんとしてお茶ばかり飲んでいたのですが、どうやら今の時間はぐるぐる回っているおばちゃんたちから点心をもらうしかないことに気付き、その後は回ってくると蓋を開けてもらって中味を確認することに。
「チャーシュー」「パイコー」など、日本で使っている中華用語は広東語に近いということも発見。
でも、ぎょうざの中味まではわからないので、詳しい中味はY小姐の広東語力頼り。
カスタード入りの胡麻団子、芋でできた大根もちのようなもの、油飯、タンターを食べました。
(どれもおいしい!)
そうこうしているうちに10時半を回り、いきなり今までの伝票(点心をもらう度におばちゃんがスタンプを押してくれる)が回収され、代わりにメニューの載った紙の束が各テーブルに配られました。
(おばちゃんが回らなくなってしまうと、途端に淋しくなり、普通のお店になってしまいました)
かなりお腹いっぱいになっていたのですが(飲茶は必ず一皿に3個ずつ乗ってくるのが法則のようで、3人で食べるのが一番望ましいようです)、私がど〜しても「海老ぎょうざが食べたい!!」と言い張ったので、メニューの「はーがう」に丸をつけておじさんに手渡し、待つことしばし。
しばらくたって、出来たての海老ぎょうざが到着、そのおいしかったこと!
結論。「陸羽は10時頃に入ってまずおばちゃんがぐるぐる回っているところを体験し、10時半までねばって食べそびれたものをそれから注文すべし。」つまり、今回は大正解、ということですね。
<本屋>
その後残った数時間をどうしようか?ということになり、私が「フェリーに乗りたい」と言ったので、フェリーに乗って半島に渡り、香港で一番大きな書店に行こうということに。
レスリーが表紙の「エスクワイヤー」(男性誌だということに帰国後気がつきました・・・)が目当てだったのですが、何件か回っても大きな書店は「ちゃんとした本」(ほとんど輸入の洋書、中文は「ちゃんとした」内容の本のみ)しか置いていないことがわかって、中文大衆本が差別されていることにしばし憤りましたが、台湾で出版されたクリストファー・ドイルの「放色海外〜杜可風非中国電影筆記」という写文集を購入。(また台湾のものを買ってしまった・・・)
<茶餐店>
残り時間もわずかになったので、まだお腹はいっぱいだけど、これも私がど〜しても体験したかった「茶餐店」へ。
「師匠」H小姐に、散々刷り込まれていた、インヨン茶(コーヒーと紅茶のミックス)やらふにゃふにゃマカロニやらパイナップルパンやらが体験したかったのでした。
ご案内いただいた「壇島珈琲店」は、師匠いわく「香港の茶餐店のすべてがそこにある」という店だそうです。
どんなけったいな物が来るかと思っていましたが(笑)、インヨン茶はマイルドなコーヒーという感じでおいしかったし、マカロニもやわらかい麺が好みの私にはおいしかったです。(でも、食べるそばからどんどんふやけていくので、食べても食べても全然量が減らず、結局残してしまいました^^;;)
今度は、ぜひ「レモンコーヒー」か「ホットコーラ」に挑戦してみたいと思います!
パイナップルパンは食べられなかったので、お土産に買うことに。
ちなみに、パイナップルパンというのは、日本でいうメロンパンのこと(でも外側の甘い部分がちゃんと焼いてある)
壇島珈琲店で売っていたものは「外側にかかっている部分が少ない!」とY小姐の合格点が出なかったので、香港駅の上にあったパン屋で1個4ドルで購入。
帰国後翌日に食べましたが、確かに日本のメロンパンより数段おいしゅうございました。
エアポートエクスプレスの発車時間が迫っていたこともあり、Y小姐とはあっけないお別れとなってしまいましたが、本当にいろいろとお世話になりました。
<おまけ>
香港では、「日式ラーメン」がすごい人気でした。
壇島珈琲店でも、同じインスタントラーメンでも「出前一丁は2ドル高」となっており、日本製は高級なそうな。
帰国してからはなぜか無性に「日式ラーメン」(しかもぶっとい喜多方ラーメン)が食べたくなり、3日ほどラーメンばかり食べ続けました。
日本では最も代表的な中華料理だとおもわれているものが、実は中国のどこにもなく、向こうでは最も日本的な日本食だと思われているというのは不思議だなあ、と思いました。
(完)