
ベジタリアンとは、ひとことでいうと「動物の肉を食べない人」のことです。肉を食べない理由、またその厳しさの度合は人によってさまざまです。
まず、ベジタリアンである理由には、大きく分けて
があります。
1. 健康のため
ダイエット、コレステロールを控える、体調を良くする、などの理由。海外の一流運動選手やミュージシャンなどには意外なほど多い。いわゆる自然食もここに入りますが、無農薬、有機栽培にはこだわっても肉は食べる人が多い。
2. 動物愛護のため
動物を殺すことには断固として反対、だから自分も食べない、という人々。しかし、とくに西洋の人達は野性動物は保護するべきだが家畜は食べるためのもの、と考える人が多く、意外に少数派。
3. 宗教的理由
不殺生を教義とする仏教、ヒンズー教、ジャイナ教などの人達。生き物の命を奪うことを罪とし、その肉を食することはその動物の因縁を背負うことだと考える。インドには今でもベジタリアンが非常に多く、また中国や日本などにも一部の仏教寺院などに精進料理が残っている。
また、何を食べないかというのもいろいろなレベルがあります。
1. 完全菜食主義者
野菜しか食べない、という人達。なかでも厳しい人達は根菜は食べない、刺激の強い野菜は食べない、という人達もいます。蛋白質源としては豆類を主とする。
2. 乳製品は食べる
野菜と乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)を食べる人達。インドに多い。蛋白質源は豆類、乳製品。
3. 卵は食べる
野菜と乳製品、卵を食べる人達。ガンジーなどのように、有精卵、無精卵にこだわる人もいる。蛋白質源は豆類、乳製品、卵。
4. 魚貝類は食べる
野菜と乳製品、卵、魚貝類を食べる人達。考えてみれば、日本の伝統食はこれに当たる。元来日本人はみなベジタリアンだったのだ。蛋白質源は豆類、乳製品、卵、魚貝類。
このように、ベジタリアンといっても、野菜以外なにも食べないわけではなく、かなり柔軟性のあるものなのです。また、肉を食べなくても豆類や乳製品などで必要な良質な蛋白質を十分取ることができるのです。
理由は何であれ、また程度がどうであれ、肉を食べないことでいいことはたくさんあります。地球規模でみたエネルギーの節約などということもありますが、何よりも身も心も軽くなり、幸せに生きられるようになる気がします。動物たちを自分と同じ生き物だと感じることができるようになります。食費が安く上がり、健康になります。理屈ではなく、実感として何かが変わります。
ぜひ、あなたも1度だまされたと思って3ヵ月続けてみてください。ただし、豆腐や納豆などはしっかり食べてくださいね。
by Hitomi Obara pito@ppp.kabinet.or.jp