セイロン紅茶の世界

セイロン紅茶は、一般に売られているティーバックなどのブレンドティーに必ず入っている、いわゆる「紅茶らしい紅茶」です。しかし、ひと口にセイロンといっても、あの小さいスリランカの島の中で、産地によってずいぶん味も香りも違います。

ウバは、とてもこくのある紅茶であると同時に、苦味も強いです。ある紅茶専門店でウバを買った時、「2分以上は置かないでください、苦くなりますから。」と言われたことがあります。でも、私個人としては、ウバの苦みはすっきりした苦みで、おいしさの重要な一要素だと思います。

私の好きな飲み方は、ティーポットにお湯を入れてから3分ぐらいでまず1杯目を注ぎ、ストレートか少しのミルクで飲みます。それを飲み終えて5、6分たった頃、2杯目を注ぎ、今度は多めのミルクとお砂糖を入れて飲みます。3杯目はもうかなり苦くなってますので、かなりたくさんミルクを入れて飲みます。この最後のミルクティーが、とてもこくがあっておいしいのです。だから、苦くならないうちにすべてポットから出してしまうのは、とてももったいないように思うのです。

ディンブラは、とてもオーソドックスな紅茶らしい紅茶であるところが好きです。苦みもなく、色もきれいで、紅茶にあまりこだわりがないお客様に出すときにはこれにします。ストレートでおいしく、もちろんミルクも入れられます。ほかにもヌワラエリヤやキャンディなど、たいがいのセイロン紅茶は飲みやすいです。あと、インド南部産のニルギリは、セイロン紅茶に味が近いので、なかなか好きです。

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by Hitomi Obara pito@ppp.kabinet.or.jp