台北車站のセブンイレブンエクスプレスで、パイナップルパンとツナサンド、アッサムミルクティーを買う。
初めての自強号。自強号は、オレンジ色のラインが入った、フランスのTGV的なかっこいい車両。
車内で朝食を食べる。
3時間弱で嘉義に到着。車窓の風景を眺めているとあっという間。
嘉義は呉俊霖さんの出身地なので、やっと来ることが出来て感無量である。
駅で、阿里山森林鐵路のチケットを買う。399元。一応北門駅の方に予約もしてもらっていたけど、平日のせいもあってか全然問題なさそうなので、嘉義で買って嘉義から乗ることにする。
嘉義の街を歩く。平日の昼間のせいか、人が少なく、非常に静かな街。
国華路にある屋台村みたいなところの素食屋台で昼食。具のせご飯と湯葉巻き入りスープで、40元。
お店のおじちゃん、おばちゃんは、日本人だというとなぜか喜んでくれる。これもなぜかわからないけど、「日本人、綺麗。」といって誉めてくれる。全く根拠のない誉められ方だが(笑)、やっぱり嫌な気はせず、素直に御礼を言う。
道端で果物を買う。今回の旅で絶対食べてみようと決めていた連霧を迷わず選ぶ。7個で60元。見かけはざくろみたいな感じだけど、さくさくしていて、しかもすごくジューシー。これはおいしい!!そうかあ、これがサクサク系フルーツかあ…。
阿里山森林鐵路に乗る。小さい3両しかない列車である。海抜30メートルの嘉義駅から、2216メートルの阿里山まで、高度差実に2186メートルを3時間半で登る。
ゆっくり登っていくけれど、少しずつ自分の耳の中の空気が抜けていく音が途中何度も聞こえる。
最初は砂糖きびやたばこ、バナナ、檳榔が見える南国的だった車窓は、高度を上げるに連れ、竹になり、杉や桧になっていく。上の方は温帯林になるので、日本の山に非常に似ている。
3時間ぐらいすぎると、壮麗な山々が眼前に見えるようになる。スイッチバックを4回繰り返すと、終点の沼平站に到着。日本のガイドブックにはまだどこにも書いていないけれど、終点だった阿里山駅は地震で倒壊し、元々の終着駅だったその先の沼平站が今は終点になっていた。そのことを乗客は誰も知らず、窓の外からどんどんと叩かれ、降りろと合図されるまで、誰も終点に着いたことに気づかなかった。
沼平站では宿の出迎えが来ていた。私は嘉義で2人の客引きに声をかけられ、たまたま頼んだ方の宿は実は他の乗客のほとんどが同宿だった。車に乗せられて宿に着いてみると、もうひとつの方の宿はすぐ横のお隣だったのでびっくり。しかも両方新築、値段も同じ1000元。
後から同宿の台湾の人に聞いた話だと、地震で阿里山も多大な被害を受け、旅館もみんな倒壊してしまったのでやむなく新築したのだという。道理でどこもみな新築ばかりなわけだ。しかも最近の不況で観光客が少なく、値段も下げざるを得ないのだという。なんだか悪いような気がした。でも、おかげで新しくきれいで快適なホテルだった。
2000メートル以上ある阿里山はさすがに寒い。冬の日本と同じようだ。
夕食は、素食火鍋を食べる。阿里山の名物なのか、金針菜(ユリの花の蕾)がたくさん入っていた。
空は澄み、月と星が恐ろしく綺麗だった。